キャプテン受験生

 この作品は自らの高校受験を省みて作った作品だ。テーマとしては「引きこもり」がテーマになっているが、ネット社会が浸透しているからこその若者の現状(例えば、進路だけでなく自分が生きる理由までもネットで答えを求めてしまう)を踏まえて描いた。

 私は脚本だけでなく、作曲・出演・歌唱もあり精神的にも体力的にも追い詰められたが、結果としては良い反響があったためとても有意義な公演となった。この公演に携わっていただいたすべての方に感謝申し上げたい。

ダイジェスト映像

主人公山岸サチオが試験会場へ向かうシーンです。サチオがピンチの時はキャプテンクラブが気持ちを奮い立たせてくれます。


センター模試に挑むサチオに数々の英語問題が襲いかかる。


模擬試験の結果が悪かったサチオは勉強そっちのけで、空想のカリブ海へ飛び込んで行く。


サチオは小説の中で予備校教師を懲らしめる。その小説はネット上で話題になる。が、流行はあっという間に過ぎ去って行く。


ネット小説を書くことに生きがいを感じていたサチオだったが、自分の才能に限界を感じ創作を諦めてしまう。


受験も創作も諦め生きがいを失くしたサチオは、ニートとして生きる道を選ぶ。これが初めて自分で考え出した答え。


もう一度、幸サチオはテストに立ち向かいはじめる。